PENTAX  MEsuper  ボタン操作のマニュアル露出 

    

1mmでも小さくを目標にしたペンタックスの意地

このモデルは、MEのグレ−ドアップモデルである。大きさはMEと一緒。かなり小さい。当時オリンパスのOMがかなり小さかったが、お株を奪われたペンタックスが名誉回復とばかりに意地になって小さくしたのがMシリ−ズである。その大きさを比較してみると、

MEの大きさが131×82.5×49.5mm
OMの大きさが136×83  ×50   mm

これを見ていただければ一目瞭然、高さはホットシュ−の関係で比較に値しないが。横幅と厚みはほんのわずか、0.5mmの違いである。世界最小一眼レフにペンタックスがいかにこだわったがおわかりいただけると思う。ある意味では子供みたいなところがあって面白いと思う(笑)。ちょっと露骨。
持ってみた感じはボディの角がMEのほうが丸みを帯びているのでOMよりもずっと小さく感じる。それでは使いやすいかというと、これはまた別の問題である。なんとなく手ぶれをおこしそうである。そういう意味、個人的にはOMのほうが好きである。

シャッタ−ダイヤルのないカメラで、かわりにボタンが二つ付いている。これがシャッタ−ダイヤルの代わりである。これが世界で最初のボタン付カメラではないかと思う。もっとも今のAF一眼はボタンだらけであるから別に珍しくもないのだが。

それ以外では、この当時には珍しく1/2000秒が搭載された。あとはX接点が機械式になっている。

みのかんのMEス−パ−

たまたま安かったので買ったのだが、これがAEがめちゃくちゃ狂っていて、新潟のペンタックスサ−ビスセンタ−におくった。ところが全然直っていなくて再び送り返してやっと修理してもらった。結局中古相場と同じ値段になってしまった(笑)。

個人的にはあまり好きではないカメラである。何故かというとファインダ−スクリ−ンの砂目が粗くてピント合わせが非常にやりずらい。明るいレンズなら問題ないが、F3.5くらいの暗いレンズになるとかなりしんどい。それ以外はまったく問題ないのだが。
結果としてあまり使っていないカメラである。

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